「iPhoneは高くてコスパが悪い？」そうとは言えない理由とコスパを向上させる3つの方法を紹介

毎年値上がりするiPhone、以前に比べてコスパが悪くなったと感じる事も否めません。

ただし必ずしも、本体価格が高い＝コスパ悪いとは言えないのです。

この記事ではよく言われる「iPhoneのコスパの悪さ」について少し掘り下げてみました。

そもそもiPhoneが壊れてて廃棄したい人はこちらの記事もどうぞ。

iPhoneのコスパが悪いなと感じる理由

僕が思う「iPhoneコスパ悪いなぁ」と感じる理由が上の３つ。ネットでも同じような理由が挙げられています。

特に端末価格、為替の影響もあって上位スペックのiPhoneはもはや10万では購入できなくなってしまいました。

それでも表面的な本体価格だけではコスパが悪いとは言えないんですね、高いのは間違いないんですけど…。

その理由をこれから説明していきます。

本体価格は高いがリセールバリューを考えると他機種とそれほど変わらない

コスパ悪いと言われる最大の理由は「端末価格が高い」。これに尽きると思います。

ですがiPhoneの人気は依然として凄まじく中古市場でもガンガン取引されています。

数年前のiPhoneでも同時期のAndroidスマホと比べても断然高値で取引されており、リセールバリューを考えれば「購入時は高いけど中古もそれなりの価格」で販売・下取りできるという事になります。

（例）2020年に買ったiPhone 12Pro 128GBを今中古で買い取り依頼した場合

僕の使っているiPhone 12Pro（128GB）ですが、2020年の秋に106800円で購入して現在（2023年4月）どれくらいの価格で取引されているかというと…

例えば中古スマホで有名なイオシスの買い取りセンターだとおよそ62,000円で買い取りしてもらえます。端末の状態は（使用感はあるが傷は少ない）を選択。

2年半利用して購入額の６割程度でリセールできるのは大きなメリットじゃないかなと思います。

メルカリやヤフオクなど個人売買でもiPhone12Pro12GBの同等品は7万〜8万の間で取引されていました。

こうしたフリマアプリで販売して手数料と送料を引くと大体６万〜7万程度の手残りになると思います。

改めて購入金額は高いですが、リセールを考えると長期的に見ればむしろ他機種とそこまで変わらないんじゃないかなと思いますね。

これもiPhoneの国内人気の高さゆえ。本体の値上げで中古を選択する人も多くiPhone中古市場はどんどん加熱していっています。

以下、iPhoneの記事になります。

故障した場合の修理価格が非常に高い

iPhoneが故障した場合の修理費用は高いです。

以下、左はiPhone14の前面ガラスを割ってしまった場合の修理費用、右は背面ガラスを割ってしまった場合の修理費用。

特に新しいiPhoneの場合は高額になる傾向があります。

こうした不意の故障で高い金額を支払わないためにApple独自の端末保証サービスApple careがありますが…Apple careも結構いい値段がするんですよね。

アップルケアも地味に高い件

以下Apple care＋の盗難・修理保証の価格です。

モデル	月払い	2年払い
iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max	1,600円（税込）	31,800円（税込）
iPhone 14 Plus	1,450円（税込）	28,800円（税込）
iPhone 14 iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone 12	1,280円（税込）	25,400円（税込）
iPhone SE（第3世代）	700円（税込）	13,800円（税込）

万が一のiPhoneの修理・盗難に備えるためiPhoneを買った人のほとんどがApple careに加入すると思いますが、月額で1500円前後の課金が発生します。２年一括払いもありますね。

「壊れたらこわれたでその時考える！」と割り切れる人は加入しないで問題ないでしょうが…。

僕は万が一の盗難とか落として画面が割れた時とかを考えると恐怖で必ずApple careに加入してしまいます。

この月々のランニングコストもコスパ的にどうなのか…とは思います。

そのランニングコストですが、少しでも回収できる方法を次で紹介します。

Apple care＋を使って少しでも費用を回収しよう

Apple care＋はバッテリーが80%以下になったら無償で新品バッテリーに交換してくれます。

つまりバッテリーが弱ってきたら純正のバッテリーに変えてもらえるので、そのタイミングで売れば「新品純正バッテリー交換済み」と書いて、中古相場より少し高めにフリマなどで販売する事もできます。

またはそのまま新バッテリーでiPhoneを壊れるまで使うのもあり。

Apple careに加入していない場合、機種にもよりますが1万〜1.5万円程度掛かりますので（上の画像参照）せっかく保証費用を払ってきたのですから無料で新品に交換してもらいましょう。

これでApple careの費用を全て回収できるわけではないんですが、バッテリー交換をする事で、間接的ではありますが多少費用の回収が可能です。

スペックだけ見たらアンドロイドスマホの方が高機能で安い

これも良く言われる事ですし事実だと思います。

【iPhone＝高いから1番高機能なスマホ】ではないというのは間違いなく…。

実際に10万前後のXiaomiやOPPOなどの中華系メーカーの方が20万以上するiPhoneよりもメモリやSoCなど、処理能力に直結する面ではスペックが高かったりします。

言い換えると「一番高機能じゃないけど一番高いスマホ」とも言えます。ここは多数のAndroidユーザーも指摘している事で、僕自身もそう思いますね。

そういう意味ではコスパはAndroidスマホと比べて悪いかもしれません。

ただAppleというブランドイメージ、デザインや質感、MacやiPadなどとの自然な連携やiOSの操作感など、単純にスペックだけでは測れない価値がiPhoneにはあると思います。

これに関してはシンプルに良いスペックの安いスマホを使いたいという層もいるわけで、その人の好みになってしまうかもしれません。

いずれにせよ価格に対してのスペックでいうとAndroidスマホよりもコスパが悪いのは事実です。

iPhoneをなるべくコスパよく使う方法

次にiPhoneをなるべくコスパよく使っていくための方法を紹介します。

コスパ良く使うコツ１：自分に合ったiPhoneを見つける

自分に合ったiPhoneを見つける＝本体価格を抑える事につながります。

自分に合わない過剰なスペックのiPhoneを買っても高いお金を払って持て余すだけですので。

現在のiPhoneの最高スペックであるiPhone 14ProMAXに関して、あそこまでのスペックが必要な人はあまりいないでしょう..。

この辺のことを明確にすると自分にとって必要な機種が段々とわかってきます。

ちなみに上記のような内容だとiPhone 12以降の機種ならほぼ問題なく利用できますよ。

自分にとって必要以上のスペックを買うことは出費が増えることになりますから、よく考えててiPhoneを選んでみて下さい。

コスパ良く使うコツ２：割り切ってApple careをつけないのもアリ

Apple care＋をつけることで数万の出費になりますが、思い切ってApple careをつけないのもありだと思います。

例えば毎月1500円ほどApple careに払うなら、自分で毎月1500円を貯めておいて万が一の時に修理費に充てるとか。

これなら修理がなかった場合はそのままお小遣い、もしくは買い換える際のスマホ費用にしても良いでしょう。

新品は１年メーカー保証がついていますから、自然故障や不具合は最初に１年は対応してもらえますし。

「壊れたらこわれたでその時考える！」的な割り切りも必要です。

コスパ良く使うコツ３：本体や付属品はなるべくきれいにつかう

iPhoneは売った価格が高いからコスパはそこまで悪くないと書きましたが、より高く売る・買い取ってもらうには本体はなるべく傷がなく付属品も新品同様の状態で保管しておくことが必要です。

箱や付属のシール、充電器やケーブルなどもちゃんときれいな状態で保管は必須。

そのほか、本体はカバーをつけた方が断然傷も少ないですし、高硬度のガラスフィルムも必須になってくるでしょう。

なるべく良い状態で手放せるようにしておきます。

コスパ良く使うコツ３：中古のiPhoneも視野に入れてみよう

ぶっちゃけてしまえば機能的にほとんどの人が２〜３年前のiPhoneで十分だと思います。

どうしても最新のiPhoneが欲しくなってしまいますが、SNSや動画視聴、よほど重いゲームじゃない限りは問題なく利用できます。

そこでチェックしてもらいたいのが中古iPhoneです。

iPhoneの国内中古市場はかなりの商品数があり、それこそメルカリやヤフオクでも相当数が出品されているのがわかると思います。

中には未使用品や美品のiPhoneも数多くあり、iPhoneを安く買いたいのであればチェックしてみるのも良いでしょう。

中古のメリットはやはり本体を安く購入できること、これに尽きます。

今は専門店で買えば中古でも本体保証が付きますし、月額の中古スマホ保険も400円程度〜入れます。

以下、中古iPhoneフォンの選び方に関して詳しく紹介していますのでチェックしてみて下さい。

おまけ：通信プランもなるべく安いものを見つけよう

iPhoneと直接関係はないのですが、スマホ代の節約という意味でも通信費の見直しはしっかりしたいところですね。

仮に新しいiPhoneを買うにしても毎月7千円〜１万近い支払いをしているのであれば払い過ぎの可能性があります。

auやdocomoでiPhoneを割賦購入している人も多いでしょうが、可能なら格安SIMの利用をおすすめします。

ここで格安SIMの詳細を詳しく書きませんが、楽天モバイルや日本通信であれば20GBで2000円前後でネット＋無料通話が使えるので通信費用全体のコスパ向上に繋がりますよ。

確かにiPhone本体の価格も気になるでしょうが、通信費用を下げるのも忘れないようにしたいところ。

まとめ

iPhoneは高額であるためコスパが悪いという声もありますが、販売、下取りの際のリセールバリューの高さ、長期的なサポートが提供されること他のスマートフォンと比較して優位性があることも事実です。

iPhoneをコスパよくを選ぶ際には自分のニーズに合わせて選択することが大切ですね。

その際にはスペックや機能だけでなく、利用用途をしっかり考えましょう。

自分に合ったiPhoneを選ぶことで、より快適なスマートフォンライフを送ることができます。